認知症について自分ができることって何だろう?
じゃあ、ぼくと一緒に、まず認知症について知ることから始めよう!
認知症についてわからないことがあったら、下のFAQを見てみてね。
認知症FAQ (63)
認知症って誰でもなるの?
誰でもなる可能性があるよ。
よくある症状は、物忘れや、時間や場所がわからなくなるといったことかな。
認知症って治るの?
なおる認知症もあれば、なおらない認知症もあるんだ。専門のお医者さんに診てもらうことが一番だと思うよ。
自分や家族が認知症かな?と思ったら、まずはかかりつけ医に相談するといいかもしれないね。
物忘れ外来や認知症サポート医がいる病院を受診するのもいいと思うよ。
横浜市ホームページに認知症サポート医の一覧が載っているよ。下のリンクを見てみてね。
認知症の人にはどんなサポートをすればいいのかな?
ご本人に聞いてみるといいよ。認知症といってもひとぞれぞれだからね。
何か困っていることがあれば、サポートできることを考えてみよう。
私でもできるかな?
もちろん!
「認知症サポーター養成講座」を受けて、認知症の方への接し方を知ってみるのもいいんじゃないかな。下のリンクを見てみてね。
リンク
【動画】認知症サポーター養成講座を受講しよう【まちかどケア】
https://youtu.be/m5w9YTZCics
サポーター養成講座に参加する | やってみる | まちかどケア
https://machikadocare.jp/try/?anchor=supporter
認知症の方との接し方 | 知る | まちかどケア
https://machikadocare.jp/know/?anchor=family
認知症って、歳を取った人だけがなるの?
多くの場合は、65歳以上の高齢の方が発症する症状なんだけど、それより若い年齢の方もなる可能性があるんだよ。若年性認知症(じゃくねんせいにんちしょう)というんだ。
どのくらいの人が認知症なの?
2025年には約700万人になるだろうと考えられているよ。65歳以上の高齢者のおよそ5人に1人ということになるね。
詳しくは下のリンクを見てね。
リンク
厚生労働省 – 「認知症」ってどんな病気?
https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201308/1.html#section1
近所に「認知症かな?」という人がいるんだけど、どうしたらいいの?
まずはそっと見守ることが大事だよ。道に迷っていたり、何か困っていそうなことに気付いたら、ご家族がいればお知らせして、自分にできることがないか聞いてみましょう。ご家族がいない場合は、民生委員さんや地域ケアプラザの方に相談してね。
認知症かどうかって、どうやってわかるの?
家族の人なら、
いつもと様子が違うということが続いていくと思うよ。同じ話が何回も続いたり、今までできていたことがうまくできなくなってきたり。
外で見かけたときなら、
季節に合わない服装をしていたり、外なのに靴がスリッパや庭サンダル履きだったり、
まわりを気にとめずまっすぐに歩いていたり、不安そうにしていたりしたら、もしかして認知症かもしれないね。
「認知症サポーター」って何をする人なの?
認知症サポーターは「なにか」特別なことをする人ではないんだ。認知症について正しい理解を持っていて、認知症の人や家族に対してあたたかい目で見守り、必要があればできる範囲でサポートする、応援者なんだよ。
まずは認知症について正しい理解を持つ人が増えることが大事なんだね。「認知症サポーター養成講座」を受けて、認知症の方との接し方を知ってみるといいんじゃないかな。
リンク
認知症サポーターとは | 知る | まちかどケア
https://machikadocare.jp/know/?anchor=koza
【動画】認知症サポーター養成講座を受講しよう【まちかどケア】
https://youtu.be/m5w9YTZCics
サポーター養成講座に参加する | やってみる | まちかどケア
https://machikadocare.jp/try/?anchor=supporter
認知症にならないためには、どうしたらいいのかな?
認知症は誰でもなる可能性がある症状だから、「これをしていれば認知症にならない」という決め手は今のところないんだ。
でも、日頃から体を動かすとか食べ物に気をつけるとか健康管理に気をつけて、積極的に人と交流することが大事だよ。
あなたが子どもなら、
知ってる方であれば声をかけて、おうちを知っている人であればおうちまで連れて行ってあげてね。
知らない人なら、近くに交番があれば、おまわりさんに知らせてね。
あなたが大人なら、
まず声をかけて、困っていることがないか、聞いてみてください。家がわからない、または、困っている様子があれば、区内の警察署に電話をして様子を伝えてください。また、迎えに来てくれるよう場所を説明してください。
認知症かな?と思ったら、どうしたらいいの?
自分や家族が認知症かな?と思ったら、まずはかかりつけ医に相談するといいかもしれないね。
物忘れ外来や認知症サポート医がいる病院を受診するのもいいと思うよ。
横浜市ホームページに認知症サポート医の一覧が載っているよ。下のリンクを見てみてね。
認知症の人にどんなふうに近づいて、何て声をかけたらいいか、わからない。
ご本人の前にまわって、目線の高さを合わせながら、笑顔でハッキリと、やや低めの声でゆっくりと話しかけることが大事だよ。
認知症の方との接し方のポイントは、下のリンクも見てね。
より知識を深めたかったら、「認知症サポーター養成講座」を受けて、認知症の方との接し方を学んでみるのもいいと思うよ。
リンク
認知症の方との接し方 | 知る | まちかどケア
https://machikadocare.jp/know/?anchor=family
【動画】認知症サポーター養成講座を受講しよう【まちかどケア】
https://youtu.be/m5w9YTZCics
サポーター養成講座に参加する | やってみる | まちかどケア
https://machikadocare.jp/try/?anchor=supporter
認知症かな?という人と出会っても、何をすればいいのかわからない。
まちを歩くときや、知り合いなどで、「認知症かな?」という人と出会ったら、やさしく声をかけて、困っていることがないか聞いてみる。その内容を警察や地域ケアプラザの人に伝える。それだけでもご本人や家族はとても助かるんだよ。
ご本人にとっては実際に見えているので、それを否定せず、ある程度話を合わせながら、例えば「一緒に椅子に座りませんか?」「お茶でも飲みませんか」みたいな感じでさりげなく話題を変えるなど気をそらせるきっかけを作るといいよ。
誰にとっても裸になることは不安なことなんだ。
同性の家族なら「一緒にお風呂に入りましょう」と声をかけて自分も服を脱ぐなど、裸になることの抵抗感を減らすこともひとつの方法です。
また、散歩で汗をかいたりするなどご本人が「入りたいな」と思える状況を作るのもひとつの方法です。
「三割バッター」ってすごいじゃない?そんな気持ちでやるといいって聞いたよ。毎日入らなくても、一週間に一回くらいでも良しだよね。三割うまくいけばOKくらいの気持ちでいいと思うよ。
恥じらいから、おろさせてくれないということもあるよ。「下着をおろすよ」などの声かけはあえてしないで、例えばお手洗いの窓から見える空とか雲に話題をそらして、おしゃべりしている間に下着をおろして座ってもらうとかね。
ストレートな対応ではなく少しずらすというのが介護のコツだよ。
なるほど!
認知症かどうか外見ではわからない時の声かけはどうすればいいの?
「おはようございます」「こんにちは」など挨拶をして、そのあとは、「どうしましたか」「何か困りごとはありますか?」など声をかけるといいね。
ただ、受け答えがしっかりされていても、実は困っていることもあるから注意が必要なんだ。
明らかに反応が薄いような場合は、区内の警察署に電話して様子を伝える方がいいと思うよ。
自分や家族が認知症だと思いたくない気持ちもよくわかるよ。でも、「認知症かもしれない」と思った時点で早めに受診した方がいいね。
なぜなら、認知症の原因はいろいろあるんだ。まずそれを調べる。内臓や認知症以外の脳の病気の影響で症状が出る場合もあるからね。
きちんと病院で診てもらった上で、これからの自分の人生をどう充実させるか考えることが重要だと思う。
まずは、かかりつけ医や、近くの地域包括支援センター(横浜市では多くが地域ケアプラザ内にあります)または役所に相談に行くといいよ。
リンク
あなたのお住まいの地区を担当している地域包括支援センター 横浜市
https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/fukushi-kaigo/koreisha-kaigo/otoiawase/chiikihoukatsu.html
ひとり暮らしの方で、ちょっと様子が心配な場合は、地域包括支援センターや、自治会長さん、民生委員さんなどに話してみて、気になっていることを伝えてみるといいよ。
薬が効きすぎている可能性があります。薬を処方してくれた先生に状況を相談してみるといいよ。
認知症って遺伝するの?
遺伝性の認知症もあるけれども、その因子があっても、発症するかどうかはわからないんだ。
両親などが認知症でも、認知症にならないこともあるし、その逆もある。
ひとりひとり状況は違うけれど、認知症になっても自分らしく暮らせるまちをつくりたいと思ってるんだよ。
「できるだけ住み慣れた地域で自分らしく暮らしたい」というのが多くの人の望みではないかと思う。
一方で、家族などの介護負担が高ければ、施設に入所するという選択肢も、もちろんある。
ご本人の気持ちと家族の状況を考えて、在宅で暮らし続けられるような工夫を考えるとか、折り合いの付けられる施設をじっくりと探すことも大事だね。
「ひとりで抱え込まず、施設の職員さんと一緒に介護していこう」という考え方がいいかな。ご本人や家族の意向をケアマネジャーが必ず確認するので、常に話し合いながら、家に近しい暮らしの継続を考えていくことが大切だと思うよ。
かかりつけ医とご本人に信頼関係があるようなら、まずは家族からかかりつけ医に事前に相談して、話してもらうのがいいと思うよ。
かかりつけ医がいない場合は、地域包括支援センターに相談して、保健師などの専門職から話してもらうといいかもしれないな。
困っている様子なら、「何かお手伝いしましょうか」などと付き添いの人にきくのがいいね。
よくあるのは、タクシーを呼んでほしいとか、家族に電話をしてほしいなどちょっとした手助けで助かることも多いと思うよ。
認知症サポーターなど認知症に理解のある人を増やしていって、地域でも声のかけあえる関係性を作っていきたいな。
認知症サポーターって、何かしないといけないの?
認知症サポーターは「なにか」特別なことをする人ではないんだ。認知症について正しい理解を持っていて、認知症の人や家族に対してあたたかい目で見守り、必要があればできる範囲でサポートする、応援者なんだよ。
「物忘れ」と「認知症」の違いって何?
いったん忘れても、きっかけがあれば思い出せるのが物忘れ、思い出せないのが認知症だよ。ただ、正確にはお医者さんの診断が必要だね。
「健康診断に行きましょう」などの声かけがいいかもしれないね。
かかりつけ医とご本人に信頼関係があるようなら、まずは家族からかかりつけ医に事前に相談して、話してもらうのがいいと思うよ。
かかりつけ医がいない場合は、地域包括支援センターに相談して、保健師などの専門職から話してもらうといいかもしれないな。
要介護認定の申請は、地域包括支援センターや区役所が相談窓口だよ。
リンク
あなたのお住まいの地区を担当している地域包括支援センター 横浜市
https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/fukushi-kaigo/koreisha-kaigo/otoiawase/chiikihoukatsu.html
介護保険のサービスを使用する際に必要な手続きだよ。地域包括支援センターや区役所が窓口だね。
リンク
あなたのお住まいの地区を担当している地域包括支援センター 横浜市
https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/fukushi-kaigo/koreisha-kaigo/otoiawase/chiikihoukatsu.html
顔見知りであればご家族と相談しておくといいね。
顔見知りでも家族がいない場合は、区役所や地域包括支援センター、ケアマネジャーなどと話し合いをし、対応を決めておくといいね。
顔見知りでない場合は、警察に連絡しましょう。捜索願いが出ている場合もあるからね。
マンガでわかる「認知症の方と出会ったら」も参考にしてみてね!
リンク
マンガでわかる「認知症の方と出会ったら」
https://machikadocare.jp/files/MCM01_w.pdf
繰り返す場合は声をかけてあげた方がいいね。説教のように声をかけるのでなく、「昨日も買ってましたけど大丈夫ですか?」などと優しく声をかけるといいと思うよ。
マンガでわかる「認知症の方と出会ったら」も参考にしてみてね!
リンク
マンガでわかる「認知症の方と出会ったら」
https://machikadocare.jp/files/MCM01_w.pdf
まずは家族に外での様子を伝えて、受診などにつなげてもらうのがいいね。
認知症であることをフォローしながら、自分と相手との良い関係性を再構築していくことが大切だよ。
認知症は脳の病気による症状だよ。アルツハイマー型認知症、レビー小体型認知症、血管性認知症とチック病などが代表的だね。
65歳未満で発症した認知症は若年性認知症(じゃくねんせいにんちしょう)というんだ。
脳に「βアミロイド」というたんぱく質が 長い時間かけて少しづつ溜まって、脳全体が委縮して発症するんだ。何度も同じ事を言ったり、聞いたりする、 お金の計算ができなくなる、 慣れている道でも迷ってしまうというような症状があるよ。
脳出血、脳梗塞(のうこうそく)、クモ膜下出血(まっかしゅっけつ) など脳の中の血管がつまったり切れたりしたために、栄養や酸素が行き渡らず一部の細胞が死んでいき発症するんだ。損傷を受けた場所によって症状が異なり、 特徴として突然発症することが多く、生活習慣の見直しで再発防止と予防が図れるよ。
認知症の症状は大きく二つに分けられるんだ。中核症状と行動・心理症状(BPSD)があるよ。
中核症状の方は、覚えられない、すぐ忘れてしまうなど。
行動・心理症状の方は、まわりの人の助けがあれば暮らしの質はよくなっていくよ。
中核症状は脳の細胞が死んでしまい起こる症状だよ。覚えられない、すぐ忘れてしまう記憶障害、月日や年月、場所、人がわからなくなる見当識障害、考えるスピードが遅くなる、2つ以上のことが重なると理解できなくなる、仕組みが目に見えない道具や機械を使えない理解・判断力の障害、計画を立てて行動できない実行機能障害などがあるよ。
記憶障害は覚えられない、すぐ忘れてしまう症状のことだよ。
見当識障害は月日や年月、場所、人がわからなくなる症状のことだよ。
理解・判断力の障害は、考えるスピードが遅くなる、2つ以上のことが重なると理解できなくなる、仕組みが目に見えない道具や機械を使えないなどの症状だよ。
行動・心理症状(BPSD)とは心の状態や性格、環境によって出る症状だよ。自信を失いすべてが面倒になる、周りの状況や今いる場所がわからない、トイレの失敗、ものを取られる妄想などの症状があるよ。
認知症の人との接し方を教えて!
認知症の方との接し方でまず大事なのは「3つのない+1」。
驚かせない、急がせない、自尊心を傷つけない、否定しない、こと。
具体的には7つのポイントがあるんだ。
1.まずはさりげなく見守る
2.自然な笑顔で、余裕をもって
3.できるだけ1人で声かけを
4.声かけは、視野に入ってから
5.目線を合わせ優しく
6.穏やか・ゆっくり・はっきりと
7.せかさず、相手の言葉に耳を傾けて
認知症の方との接し方のポイントは、下のリンクも見てみてね。
より知識を深めたかったら、「認知症サポーター養成講座」を受けて、認知症の方との接し方を学んでみるのもいいと思うよ。
リンク
認知症の方との接し方 | 知る | まちかどケア
https://machikadocare.jp/know/?anchor=family
【動画】認知症サポーター養成講座を受講しよう【まちかどケア】
https://youtu.be/m5w9YTZCics
サポーター養成講座に参加する | やってみる | まちかどケア
https://machikadocare.jp/try/?anchor=supporter
認知症サポーターキャラバンって?
認知症サポーターキャラバンは、認知症の人と家族への応援者である認知症サポーターを全国で多数養成し、認知症になっても安心して暮らせるまちを目指している取組だよ。
リンク
認知症サポーターキャラバン | 知る | まちかどケア
https://machikadocare.jp/know/?anchor=caraban
認知症キャラバン・メイトとは | 知る | まちかどケア
https://machikadocare.jp/know/?anchor=network
認知症サポーターとは | 知る | まちかどケア
https://machikadocare.jp/know/?anchor=koza
全国キャラバン・メイト連絡協議会HP
http://www.caravanmate.com/
認知症について動画で知りたいな!
この動画を見てみてね。
リンク
NHK健康チャンネル 動画でわかる認知症
https://www.nhk.or.jp/kenko/special/ninchishou-movie/sp_1.html
まちかどケアのYouTubeチャンネルも見てみてね!
リンク
【まちかどケアYouTubeチャンネル】認知症になっても自分らしく暮らせるまちづくり
https://www.youtube.com/@user-pt1zt1jt9k/
認知症についてマンガで知りたいな。
このマンガを見てみてね!
リンク
マンガでわかる「認知症の方と出会ったら」| まちかどケア
https://machikadocare.jp/files/MCM01_w.pdf
【学校、施設等の方へ】
このマンガ冊子をご希望の場合は、下のボタンを押して、「マンガ冊子希望」と明記の上、お問い合わせください。(数に限りがございます。)
小学生向けの認知症の教材を見たいな。
このページにいろいろな教材が載っているから見てみてね。
リンク
認知症サポーター養成講座 横浜オリジナル補助教材 | まちかどケア
https://machikadocare.jp/news/kyozai20160819/
認知症カフェって何?
認知症カフェは、認知症の本人、家族、専門職の他、認知症に関心のある方なら誰でも集える場所だよ。
「カフェ」という名前のとおり、お茶やお菓子を楽しみながら認知症について学んだり、悩みを出し合ったりして和気あいあいと過ごす場所なんだ。
場所によっては医師や地域ケアプラザ職員等、専門職に相談することもできるよ。
リンク
認知症カフェとは? | 知る | まちかどケア
https://machikadocare.jp/know/?anchor=caffe
地域ケアプラザって?
地域ケアプラザは横浜市の中学校域に一か所あって、介護のこと、権利擁護や虐待、子育て、ボランティア活動のことなどを相談できる身近な相談窓口だよ。
地域ケアプラザの中にある地域包括支援センターでは介護保険認定の申請受付や、必要があれば訪問も行っているんだよ。
認知症サポーターや認知症キャラバン・メイトになった後、どんな活動をしていいかわからないときはまずは地域ケアプラザに行ってみよう。
地域ケアプラザはいつ開いているの?
地域ケアプラザの開館日、時間は
月~土曜日:9~18時 日曜日、祝日:9~17時 (※年末年始、施設点検日等除く)
だよ。来所相談される際はあらかじめ電話等で連絡のうえお越しください。※相談時間以外の時間帯は相談電話は外部委託先に転送し対応します。
ゴミを出す曜日を間違えたり、分別ができなかったりするのは認知症のサインの可能性があるよ。
「明日いっしょに持っていきましょう」など声をかけてみよう。
横浜市では「ふれあい収集」というゴミ出しが困難な方への支援を行っているよ。
お年寄りをターゲットに、押しつけや押し売りなどを行う業者は数多く存在するんだ。高齢者の持つ「お金」「健康」「孤独」などの不安につけこみ、言葉巧みに不安をあおったり、親切にして信用させ大切な財産を狙うんだよ。
心配だね…。
まずご家族・身内に相談しよう。
連絡が取れる親類などがいない場合は「横浜市消費生活総合センター(045-845-6666)」に電話してね。
自治会、町内会などで研修会を開催したり、街であいさつしあうなど、悪徳業者に狙われない地域づくりに取り組んでいきたいね。
詳しくは、横浜市消費生活総合センターのホームページを見てみてね。
リンク
相談窓口案内|相談したい|横浜市消費生活総合センター
https://www.yokohama-consumer.or.jp/consultation/contact/index.html
ひとり暮らしなどで困ったことがあっても、周りに伝えられない場合があるんだ。
雨戸が開かない、新聞がたまっているなどの異変に加えて、いつも行くお店に来ない、いつも散歩する道を通らないといったこともSOSのサインかもしれないね。
そうなんだよ。お店から民生委員、児童委員に連絡が行き、本人が家で動けないでいるのを発見できた例もあるんだ。
「あれ、いつもと違うな」と思ったら、ちょっとしたことでも地域の民生委員、児童委員、自治会、町内会長さんに連絡するなど地域のネットワークを活用しよう。
家族から近所の人やお店に「うちのおばあちゃんが一人で歩いていたら教えてね」などと事前に伝えておくのも一つだね。
それはわがままではなく認知症の症状の可能性があるね。今までできたことができなくなる不安は、誰よりも本人自身が感じているものなんだ。
否定したり怒ったりせず、「来週は一緒に行きましょうか」などと声をかけてみよう。
あたたかな周りの対応次第で、状況は大きく変わるよ。私もあなたも、誰でもなる可能性のある認知症。これまでどおり続けられるように本人を支えよう。
また、状況によっては家族や専門機関に相談をすることで、早期治療に結び付けられることもあるよ。
同じ道を行ったり来たり、不安そうに立ち止まったりして、疲れた表情で道を歩いているお年寄りがいたら、どうしたらいいのかな?
「自宅へ帰る」という思いや、何か目的があって外出したものの、見当識障害で、自分の行き先や居場所がわからなくなることがあるんだ。
身元不明、行方不明を防ぐためにも、顔見知りがいる地域で早めに気付き、声をかけることが重要なんだ。
「どちらへ行かれるのですか?」と本人が何を求めているのか、確認しよう。
「お茶を飲んで休んでから行きましょう」などと声をかけ、なるべく一人にしないようにしよう。
わんわんパトロールって何?
愛犬の散歩中に地域防犯活動を行う活動があるんだよ。
毎日の生活の中で、認知症高齢者や通学中の子どもの見守り、環境美化、飼い主のマナー向上などにつながる取組なんだ。
普段からしていることが地域のためにつながるっていいね。
わんわんパトロールに興味があったら、「わんわんパトロール 〇〇(自分の住んでいる地域)」とかで検索してみるといいよ。
見守りお願いマップって?
家族が認知症になったときに、そのことをご近所に知らせてもらい、地域全体で見守る仕組みを作っている地域もあるんだ。
たとえば、会社員の息子が仕事中に認知症の母1人で心配な場合に、地域みんなで「見守りお願いマップ」を作って、母親が行動する範囲を地域で見守っている取組とかね。
地域でいろんな取組があるんだね。
「認知症キッズ・サポーター」「認知症ジュニア・サポーター」って?
「認知症サポーター養成講座」を受けた小中学生の子どもたちのことだよ。
学校での福祉教育の一環として、子どもたちが認知症サポーター養成講座を受けることも数多くあるんだ。
認知症サポーターになった子どもたちを、地区社協などがバックアップして、認知症の方との交流を行っている地域もあるんだよ。
へぇーそうなんだ。知識を学ぶだけじゃなくて、実際に認知症の方と接することで、理解が深まるね。
地域のサロンやカフェはどうやって探したらいいの?
地域には高齢者などが集い、簡単な体操や音楽・手芸、おしゃべりを楽しむサロンやカフェがたくさんあるよ。
そうした情報はケアプラザでも知ることができるし、「ヨコハマ地域活動・サービス検索ナビ」でも探すことができるんだ。
リンク
ヨコハマ地域活動・サービス検索ナビ
https://chiiki-kaigo.casio.jp/yokohama
専門医療の相談窓口だよ。
横浜市立大学附属病院 福祉・継続看護相談室(平日9~17時)
045-787-2852
済生会横浜市東部病院 療養福祉相談室(平日9~17時)
045-576-3000(代表)
横浜舞岡病院 医療相談室(月~土 9~17時)
045-822-2169
横浜市総合保健 医療センター診療所 総合相談室(平日8時45分~17時30分)
045-475-0103
横浜市若年性認知症支援コーディネーターにご相談ください。専門職が医療、就労、さまざまな制度やサービス利用、生活上の困りごと等についてご本人や家族、企業や関係機関等からの相談に対応します。